先日のメモで気がついたことがある。
それはその間違えていた君子蘭賞のこと。(中山でなく...阪神でしたね。)稍重の1400m戦で1.23秒程度のレースだが、良馬場の1400mと、稍重のそれではおよそ0.5-0.9程度は差が出ると思っていい。ミルクトーレル1.23.0ほか数頭がこのタイムでなだれ込んだが、この馬が次走では1.22.1で快勝しているように、良であれば単純に考えても1.22.5前後の価値を見込んでよさそうだ。
だいたい2000mのレースのステップとして1400が嫌われてか、あまりこのレースを高く評価していないむきはあるが、案外タイムとしては悪くない。実は桜花賞とクイーンCという強い競馬以外の他ステップレースははっきりとタイム的には遅い部類に入る。とにかく、君子蘭賞は1400戦としてはそこそこ「速い」競馬であったということ、さらに短距離戦ならではの前傾ラップを刻んだほぼ唯一のレースである。
(12.4 11.0 11.4 11.9 11.5 11.8 12.9)
34.8-58.2-36.2 H
そして1着はやや抜けたが、2-5着は横一線の大混戦だったということを考慮すると、このレースからの狙い馬がおぼろげに見えてくる。
そう、テンの速いこのレースでついていけなかった馬こそ、距離伸びて激変する馬と思われる。
君子蘭賞出走馬はというと、
・ミルクトーレル5着1.23.0
・ヴィアラクテア2着1.23.0
・パッションレッド4着1.23.0
・ウィンナワルツ7着1.23.3
この4頭だが、
そのうち、外枠に入ったヴィアラクテアは軽視するが、
残り2頭のテンのラップはというと、
・パッションレッド4着1.23.0 35.5
・ミルクトーレル5着1.23.0 36.1
・ウィンナワルツ7着1.23.3 36.0
短距離ゆえ当然だが、同じ追い込み馬といっても、他長距離路線を歩んできた馬とは違い速いテンを使っている。そしてパッションレッドにとってはスローでのマイル経験しかなく、初めてテンの速い競馬であったことも見逃せない。スタートは後方だが、直線手前のコーナーから加速、坂は止まっているが、速い流れのなかくだりでペースが落ちないなか、脚を長く使ってのまくりは魅力的だ。
他有力馬と比較してみると、
・イクスキューズ37.0 35.4 36.3 35.2
・ベッラレイア37.7 38.8 37.8
・ミンティエアー38.1 37.2
・ランペイア36.1 37.1
このなかで、速いテンを経験している馬は
・イクスキューズ
・ランペイア
の2頭のみ。
今回は2000mの競馬ではあるが、先手争いにおいて、行き脚をつけられるかどうか、ここに経験の強みがあり、前走短距離というのはことテンにおいてはプラスに働くと考える。先行馬の場合、それがプラスになるかどうかは微妙だが、差し馬の場合は話は別だ。さらに前走は休み明け緒戦で出遅れのウィンナワルツ、母系が1800マデのパッションレッド、1400はベストに近いミルクトーレルよりも距離が伸びての上積み、さらに今回はひとつ叩いて、上積みでは1番だろう。
府中2000mは、かつてヤマニンゼファーが勝ったように、マイラータイプでも府中が得意であればポコポコ走る。さほど距離を気にする必要はないと思うのでマイラータイプに減点する気はないのだが。より向くということで僅差であれば加点はしたい。
2枠3番ミンティエアー新馬府中1600の経験があるのは、非常に心強い。休み明けひとつ叩いて調子もあがってきた。新馬、前走とスローからではあるが府中で34.7、中山で34.3。ベッラレイアは京都で33.8、34.0、阪神で34.0。大体しまいの速さでいえば京都>中京>府中>阪神>>中山。
軽く平坦な京都での33.8は、府中では割引が必要だろう。
よって瞬発力ならひけはとらない。鞍上蛯名も心強い。
さらに新馬で負けたのはナタラージャ、平坦中京とはいえ33.9をマークしてあがってきたランペイア、素質は高いし、瞬発力も互角以上のものがある。
パッションレッドもアネモネSでは水準の力を見せた馬。君子蘭賞の1人気、4着といえ実質2着。むしろ1600のほうがいい競馬をしてみせているように、馬鹿にはならない。
確かにベッラレイアは強い。しかし、今あげた4頭までなら戦績に1着が追加されたとき、オークスでも十分に期待できるはずだ。
ミルクトーレルとて最後方からの阪神で33.8を使っているように、瞬発力だけをいうなら素質馬が揃った印象がある。
ベッラレイアが断然というのはあまりに馬鹿にした話ではないか?
度のすぎたスローは、より弱い馬でも瞬発力1手にかけられて武器の性能差が出ないうえ、基本有利なのは前からの速い脚。
◎は実は末脚一番!の可能性が高いことと距離融通の高さ、どうも今回比較的前にいけそうな枠位置、叩き2戦目もみて、ミンティエアー。
○に、距離以外には強調材料の多いパッションレッド。
アネモネSは中団から中山で34.6を使っており、絶対値は不明だが、末も確かだ。府中で後方からなら34.0程度ならマークしても不思議ではないし、前々の競馬ができる点を評価したい。タイムは物足りないが、速いレースにはならないだろう。
▲には距離向きと上積みぶん、これも追い込み1手の競馬が本来の姿ではない君子蘭賞で一番のウィンナワルツを頭まで見て抜擢したい。
注は同じく距離にやや不安だが実力一番のイクスキューズ。今年の桜は消耗する競馬ではない。中間開いての中1週、むしろ勝負だ。
△にはスローから末を使ってきたベッラレイア・ランペイアの2頭。3着も考えれば必須の2頭だろう。
ベッラレイアは強いが、ミンティを頭とすれば、前残りが挟まっての3・4着は当然ありうるので△までで。他君子蘭賞組みから△に押さえておきたい。外を引いた3頭は徹底無視で。
[結論]
◎ミンティエアー
○パッションレッド
▲ウィンナワルツ
注イクスキューズ
△ランペイア
△ベッラレイア
---------------
△ミルクトーレル
上5頭を上位に、終い比べのワンツースリーも考えられるが、
逆にイクスキューズ―パッションレッドの先行ラインも十分ありえる。流しよりはBOXで。ミルクトーレルは前走強い競馬で押さえはするが、1400ベストでは?とみてやや狙いを下げる。
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