にほんブログ村 競馬ブログへ

2007年05月25日

前哨戦を整理する-3-・ダービーのメモ(そにょよん)

さて、直前の豪雨や、人気馬の故障などで、オッズ以上に荒れ模様な
印象だった青葉賞だが、ちと細かくみてみよう。

さて、また長いので結論先だしで。

[↓]ヒラボクロイヤル
後方からの3ハロン競馬の経験しかないのがやや不安。ダービーはいまいち向かない印象。

[↑]トーセンマーチ
侮れず。キャリアの浅さからきたのであろうコーナー損もあるなか、シブトサを見せた。上積みある。ダービーは向く印象。

[↑]フィニステール
3着確保は底力というより豊富なスタミナをイメージできる。ここで好走できれば、菊花賞が見えてくる。ダービーは向く印象。


■青葉賞 2400府中
111ヒラボクロイヤル 2.26.3 14-13-12-11 34.4
210トーセンマーチ 2.26.5 04-04-04-04 35.1
31フィニステール 2.26.5 06-06-04-04 35.2
412メイショウレガーロ 2.26.6 08-08-08-07 35.1
509エフティイカロス 2.26.6 13-13-10-11 34.8
--------------------
913エルソルダード 2.27.3 02-02-02-02 36.3
1204ホクトスルタン 2.27.8 01-01-01-01 37.0
--------------------
12.6 10.6 11.7 12.6 12.5/12.4/13.0 13.0 12.4 11.5 11.9 12.1
34.9-1.0.0-35.5


逃げたホクトスルタンが内からすんなりのところ、
外からつっかけたのがエルソルダード。
テンの速い競馬になっているのがひとつの特徴。2ハロン目10.6
からの34.9は、かなり入りとしては速い。
後方の馬はともかく、ポンと先行した馬には相当厳しい印象。
というのも、6ハロン目まで減速が効き辛いコース構成から、自ずと
こうなると前傾傾向に出る。
結局向こう正面の坂で減速して、3コーナーから4コーナーで一気に
13.0-13.0でペースが落ち込む。
ここで後方勢は一気に差をつめていけるため、残り800からじりじり
前を射程に捉え、残り3ハロンは広がって全開競馬といったところ。

終い3ハロン目の11.5。ここで先行勢が仕掛けているとして、
残り2ハロン。前は完全に底力勝負。
伸びるというより、先行馬が順に脱落していく競馬。それなりに厳しいレースだ。
コーナー回って直線の前半、先行グループの仕掛けどころは残り600。
最後の最後まで前が譲らなかったのが2着のトーセンマーチと3着のフィニスティール、4着のメイショウレガーロの3頭。
ギリギリ追い込みの勝ち馬ヒラボクロイヤルがまとめて面倒をみて突っ込んでいる。
鮮やかだが、流れ自体は明確に追い込み有利の流れになっている。
ヒラボクロイヤルがダントツで脚色の違う競馬だが、
この馬に関しては上位で唯一道中楽をしつつ、前がぽっかり空いた競馬。たしかに抜けてくる末脚は見事だが、やや嵌ったという印象だ。

トーセンマーチ、フィニステールが2-3着を拾ったことで、まぎれにも見えるのだが、レースの質としては向いたのは勝ち馬と4着の
メイショウレガーロのほうだったろう。
流石にメイショウレガーロは心臓タイプの競馬は強い。しっかり力は出しているが、もともと末の切れる馬ではないなら、無理しても先行すべきだったろう。
8番手追走しなくても、粘るだけは粘る馬だろうに、消極的なレースっぷり。良さを十分にいかせたとはいいがたい。
むしろその消極的なレースだったメイショウレガーロが交わせなかった2頭のほうが、ダービーへの適性
はみせたといっていい。とはいえ本音は、ヒラボクロイヤルを押さえ込んで勝って欲しかったところだが…。
いずれにせよトライアルで最も、本番向きの底力が出るレースになったことは間違いないだろう。

1着のヒラボクロイヤルから順にみていこう。

スローからの末脚は本番ではアテにならない。青葉賞は展開向いての1着だったが、これより1ハロンはやくペースがあがることを考えれば、強さは認めるものの、やはり本番で同じ競馬は難しい印象だ

 ―ゆきやなぎ賞  2200阪神3/10
 1ヒラボクロイヤル 2.17.3 06-06-07-07 34.0
 2メトロシュタイン 2.17.3 02-02-02-02 34.5
 3サンライズトラスト 2.17.6 03-05-04-04 34.5
 4ロードキャニオン 2.17.8 01-01-01-01 35.1
 5パレスショットガン 2.17.8 08-08-07-07 34.5
 -----------------
 12.5 11.7 12.8 13.9 13.6 12.7 13.0 12.5 11.6 11.1 11.9
 37.0-1.4.5-34.6 S

いったん落ちたペースがくだりに入ってもなかなかあがらず結局残り3ハロンスパート。
先行して末がないとなかなか勝てない展開だが、なんか差しきっている馬が一頭。レースラップとは-0.6。
7番手から終い34.0ならまあ上出来と、終いの切れるところをみせている。この競馬は相当強い競馬。


―毎日杯 1800阪神稍重
1ナムラマース 1.48.0 08-09 34.0
2ヒラボクロイヤル 1.48.2 12-10 34.1
3ニュービギニング 1.48.4 14-13 33.9
4ブラックオリーブ 1.48.4 06-05 34.5
5トーホウレーサー 1.48.4 01-01 34.9
----------------------
12.6 10.8 11.4 13.0 13.0 12.7 11.5 11.0 12.0
34.8-1.0.8-34.5 M

スローからの末脚比べになりがちな阪神1800。テンが速いが600mの坂でペースが落ちて、以降下りは転がり落ちる。
完璧に終い3ハロン競馬で、末がなければ勝つのはしんどい流れだ。
繰り返しになるが、最も得意な土俵でナムラマースに劣ったのが非常に気に食わない。


―2歳未勝利9/18 1800札幌
 1メイショウレガーロ 1.51.9 01-01-01-01 35.0
 2ヒラボクロイヤル 1.52.0 02-03-03-03 34.8
 3トーセンクラウン 1.52.2 10-09-07-06 34.8
 4エプソムキララ 1.52.4 02-02-02-02 35.4
 5マンハッタンスカイ 1.52.6 04-03-03-04 35.3
 ------------------------
 12.6 12.2 13.2 13.3 13.2 12.4 11.8 11.6 11.6
 38.0-1.4.5-35.0 S

スローの番手追走からだから、本来では勝たねばならないところだが、逃げたメイショウレガーロのほうが単純に上手だった印象。終いまで脚色にぶらぬ競馬で、後ろからの組は相当厳しい。
前の決着は至極当然も、4ハロン目からのペースアップにつきあえば、実はさほど差はない。

ただ、ここのところの好走との間にあるのが2ヶ月の休養。
未勝利を勝ちあがってからは一皮向けた印象で、なるほど、ここにきて力をつけている印象はある。


○末脚安定で終いは確か。距離も不安なし。力はない馬ではない。
○年明け手の成長を伺わせる戦績
●重賞実績は不利等なく、すんなりいっただけに?
●中間緩まぬロングスパートの競馬経験なし。青葉賞は鮮やかに見えて追い込みの効く流れ。


2着のトーセンマーチ。

実はキャリアの浅いところを見せており、
コーナーでいったんおかれて、追い出しは差し馬並みに遅い。コーナーまで4番手追走をしてきた
優位は、外外まわって帳消し。
シブトイ競馬をしているが、こうなると前半のロスが非常に大きい。
この流れで終いを35.1でまとめたのなら、十分強い競馬をしている。

 ―3歳未勝利 1800府中
 109ゴールデンダリア 1.48.9 09-08-10 34.5
 207トーセンマーチ 1.49.2 05-05-06 35.1
 302コスモウィザード 1.49.2 03-03-03 35.3
 411オーバーカムオール 1.49.3 03-03-03 35.5
 510リノヴァティオ 1.49.8 09-11-08 35.5
 ------------------
 12.9 11.4 12.0/12.3/12.5 12.5 11.6 11.9 11.8
 36.3-1.1.1-35.3

見てわかるとおり、スローのデフォルトのコースにしては
2ハロン目11.4、坂が12.3-12.5と、5ハロン61.1。
やや遅いが、ほぼ標準のペースで流れたといっていい。
全体で緩みが小さいため、比較的淀まぬペースになったが、
未勝利戦にしては相当レベルが高い印象だ。
5追走から差したトーセンマーチ、前の2頭を差して見せたのは上等で、これがキャリア2戦目を考えれば十分以上に力をみせている。

 ―3歳未勝利 1800中山 03-03-03-03 35.3
12.6 11.8 12.7 12.9 12.6 13.0 12.2 11.1 12.2  37.1-1.2.6-35.5

勝ったのが中山1800のやはり未勝利。とくに目立つ競馬ではないが、ここで3着だったマックスバラードというのは
新馬ではココナッツパンチの3着で、既に終い33.9を二度だしている馬。1-3着が全て未勝利を既に抜けている。
終いで3頭が抜け出しており、その抜け出す脚が11.1。全体のラップは未勝利なのでみるところはないが、それなりに力の片鱗はみせている。トーセンマーチ自身、新馬では34.3を使っているため、末は無いとはいえそれなりに末に徹すれば使ってこれる印象だ。そしてこれまで常に”同じ競馬をした馬のなかでは先着”しているのは面白い。


―1着アブソリュート(後方一気)
 …中団からの競馬 トーセンマーチ(2着)・
  アサヒバロン(3着)・アーバンスイーツ(6着)
―1着ゴールデンダリア(後方一気)
 …中団からの競馬  トーセンマーチ(2着)・
  アビリティガーデン(6着)・コスモヴァシュラン(7着)
―1着トーセンマーチ(先行)
 …先行 マックスバラード(3着)・
  トウカイマックス(9着)・マイグッドフェロー(14着)
―1着ヒラボクロイヤル(後方一気)
 …先行トーセンマーチ(2着)・フィニステール (3着)
  ・ノワールシチー(15着)エーシンピーシー(17着)

終いのキレるタイプではないが、地味ながらも心臓の必要な底力戦では、案外と好走できるタイプだ。
ここで買うかどうかは別として、将来性の高い一頭だとは思う。
すんなり前にいって粘らせればそれなりに走る印象で3着あたりはあっても全然不思議ではない。というか、うちのモロ好みな、来年の春にはローカルのG3あたりで好走してそうな…
そういう匂いがプンプンしてます(苦笑)

○かなり粘っこい競馬をするうえ、実は末もそこそこ持っている。
○条件戦で負けた相手・負かした相手ともに実はかなり強い。ココナッツパンチにゴールデンダリアあたりと好勝負。
○好位差しは利くタイプ。外外回るロスで青葉賞は無駄が多い競馬。一戦毎に成長見込める。

次に3着のフィニステールをじっくりみてみよう。

青葉賞では、終始内内でロスなく競馬を運んできたのがまず大きい。藤田の好騎乗。
さらに、前半厳しい流れのなか、トーセンマーチほどではないにせよ、はやめに追いかけ、直線でも最もはやめに仕掛けて、最後の最後まで粘りこんでいるのは価値は高い。
トーセンマーチは外をまわったロスでおかれて、実際は差しのような競馬になってしまっているため、最後の1000mの仕掛けでいえば、最も高いスタミナを示し、前で戦い続けて粘りこんだのはこの馬。
直線の不利は、そんなに大きなものではなく、この馬自身が伸びて「ぶちぬいて」これるようなレースではなかったことから考えても、不利があったこと自体はトーセンマーチのコーナーのロスと同様に、せっかく内内でキレイに抜けてきたトクのぶんを失うことになったものの、有利を積み重ねていたぶんを不利あって棒引きといった程度。
エルソルダードは直線最後までよく頑張っているので、壁といってもこの馬の前にはたったの2頭しかいない。
毎日杯のタスカータソルテや、京都新聞杯でのクレスコワールドのような、致命傷ではなかったことも幸いした。

 ―すみれS 2200阪神
 1アルナスライン  2.15.0 05-05-04-04 33.9
 2フィニステール 2.15.0 02-02-02-02 34.2
 3ベッラレイア 2.15.2 07-07-06-06 34.0
 4ゴールドキリシマ 2.15.6 01-01-01-01 34.9
 5マルカハンニバル 2.15.6 04-04-04-04 34.5
 ------------------
 12.7 12.0 12.3 12.3 13.1 13.1 13.1 12.1 11.2 11.4 11.7
 37.0-1.2.4-34.7 S

もとよりフィニステールはすみれS2着。
同レース3着はベッラレイアで、力のあるメンバーでの好走で注目された馬。京成杯3着のアルナスラインが勝っていったのだが、
前半37.0、1.2.4。6-7ハロンも13秒台を刻み、下りに入る残り800からぐんぐんペースアップするスローからの上がり競馬。
6番手、4番手から差し込んだベッラレイアとアルナスラインは掛け値なしといったところだが、2番手からのこの馬は最も展開が向いた。
逃げたゴールドキリシマが終いの速い競馬についていけなかったのに対して、34.2の脚を使ったことで、上3頭が2馬身ほど抜け出した競馬になっており末もそれなりにみせているものの、決め手勝負での限界は低い印象は否めない。

 ―3歳500万下 2400京都外
 1ブラックシャンツェ 2.29.8 08-08-08-08 34.2
 2フィニステール 2.29.8 02-02-02-02 34.8
 3フェルヴィード 2.30.1 05-04-04-04 34.8
 4マイネルグラナーテ 2.30.2 05-04-04-04 34.8
 5ウインボールド 2.30.4 06-06-06-06 34.8
 --------------
 13.0 11.7 12.9 13.0 12.9 13.4 12.7 12.6 12.7 11.7 11.3 11.9
 37.6-1.3.5-34.9 S


裏付けるのが、ブラックシャンツェに一気にこられて人気を裏切ったかたちになっている500万条件。
これも前半から遅く、どうもこの馬は切れには不安のあるタイプのようだ。

 ―若駒S
 1モチ 2.05.2 01-01-01-01 34.7
 2クルサード 2.05.2 07-07-03-03 34.4
 3ブルーリッチ 2.05.2 02-02-02-02 34.6
 4フィニステール 2.05.3 04-04-05-05 34.2
 5マイネルクルーガー 2.05.4 02-02-03-03 34.6
 -----------------
 12.9 11.8 13.4 13.4 13.3 13.3 12.4 11.7 11.3 11.7
 38.1-1.4.8-34.7

若駒Sも同じパターンで、さらに輪をかけたスローからのあがり勝負。
前がまったく止まらないなか、先行差しのフィニスティールは、34.2”どまり”末の足りなさで前を逃してしまっている。


青葉賞では、それまでと異なり厳しいペースで先行となり、
それを考えればすみれS以上に、強さ・タフさの要求されたレース。
正直いえば、この戦績からは私はとうていこの馬を買えなかったし、
予想以上の好走をみせてくれた馬だ。

いままでの競馬とは性質がまったく異なり、消耗戦の様相を呈した競馬で、もし、すみれSがたんに恵まれただけであったり、豊富なスタミナがなければ、この3着はなかっただろう。
そういう意味では価値の高い競馬になった。
もとより末はきれるところは無いとはいえ、確りと伸びてくるタイプ。ならば、ダービーでもそれなりに走る可能性はある。
菊花賞まで見越せる存在で、人気は隠れたがあながち馬鹿にもできない印象だ。

○スタミナ一番。末比べは不安も、じりじり伸びてくる4ハロン競馬は歓迎のクチ
○すみれS上位3頭と、4着は着差のつきにくいスローにも関わらず2馬身完全に抜け出した。抜けた能力馬3頭の可能性高い。
○本番同タイプ多いが、好位差しは利くタイプ。
●青葉賞最内でロスなくまわったぶん、温存もきいた印象。
posted by たま at 23:39| Comment(2) | TrackBack(2) | メモの類 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
こんばんは!リンクしてくださるとは嬉しい限りです^^
 
たまさんの詳しい分析を楽しみにしていますね!私もリンクさせていただきました。よろしくお願いします!
Posted by まーちゃん at 2007年05月26日 01:36
おあよーございます〜。
いいかげんですよ〜結構。うちの言ってることは。リンクありがとうございます〜。
Posted by たま at 2007年05月26日 05:31
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。

この記事へのトラックバック

ダービー(東京優駿競争) 今年は悩まず
Excerpt: ヴィクトリーの単勝を買うつもりである。 皐月賞を逃げて勝つ馬は強いのだ。しかも、ヴィクトリーは、ハナ切ったサンツェッペリンを1コーナー過ぎで追い越して、ハナに立ったのだ。この過程でかなり無理をしたは..
Weblog: 第二のヤフーを求めて
Tracked: 2007-05-26 08:51

やっと捨てました!
Excerpt: 初めてだったけど、、身体的にもお財布的にもサポートしてもらえて、ホント感動しました!!!
Weblog: 童貞
Tracked: 2007-05-26 15:24
にほんブログ村 競馬ブログ 競馬予想へ
×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。